ゴムの木

初心者から一歩踏み出す

Pythonで開発を行う前に

こんにちは。ゲネです。 今日はPythonで開発を行う前に、仮想環境をつくっておくと良いという話をします。

Pythonで色んなことをしたい!その前に

Pythonは非常に強力なライブラリを備えた計算言語としての他に、フレームワークを用いてWebアプリケーションの開発やゲーム制作も(!)できるという一面があります。
特にWebアプリケーションフレームワークのFlaskやDjangoは皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、普通にpipをつかってパッケージを入れていると、同じパッケージの別のバージョンをプロジェクトによって使い分けたい、たくさん入れていると何が入っているのかわからなくなって管理ができなくなるといった問題が発生してきます。
そこでvenvを使うことで、pipによるパッケージの導入状態をプロジェクトごとに独立させることができます。

仮想環境の作成

先にプロジェクトディレクトリを作成しておきましょう。

mkdir [project dir]

その後、作成したプロジェクトディレクトリに移動し、その中でvenvを使って仮想環境を導入します。

cd [project dir]
python -m venv [new env name]

仮想環境を置くディレクトリの名前は好きにつけることができますが、使用するたびに後述のアクティベートを行わなければならないので短い名前の方が便利でしょう。
venvとするのが一般的なようです。python -m venv venvとなるわけですね。

ひとつのプロジェクトで複数の仮想環境を使い分けたい場合

ひとつのプロジェクト内で複数の仮想環境を使い分けたい場合、仮想環境作成時のコマンドは

cd [project dir]
python -m venv [new env name]/[sub env name]
python -m venv [new env name]/[sub env name2]
...

となります。

仮想環境のアクティベート

開発時など仮想環境を有効にする場合には、アクティベートを行います。
これもコマンドラインから実行します。

Linux, Mac

$ source [new env name]/bin/activate

Windows

$ .¥[new env name]¥Scripts¥activate

無事アクティベートされると、プロンプトの先頭に環境名が表示されます。

([new env name])$

この状態でpipコマンドを実行し、仮想環境上で好きな環境構築をしていきましょう。

作成した環境にインストールされているパッケージの確認

作成した環境をアクティベートした状態で、

([new env name])$pip freeze

で確認できます。

仮想環境から抜ける

([new env name])$ deactivate

で通常の環境に戻ることができます。

参考記事

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